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還っていくべきところ|千佳さんからのお手紙

2024年04月12日 |  みんなの体験

みなさんこんにちは、楽しく練習されてますか。シュリカリ歴一年ちょっとの千佳です。ヨガとの出会いは10年くらい前ですが、以前にやっていた練習内容に違和感を感じ始めていたときにシュリカリと出逢いました。

以前に取り組んでいた美しいアサナの追求や気合いで肉体を鍛えていく練習は、ヨワヨワだったわたしの心と身体を確かに強くしてくれました。しかしそれと同時に、ふわふわした高揚感や何かが足りないような渇望感のようなものも自分の内側に発生させていたように思います。形の完成度にこだわったり身体を部分的に鍛えることは、思考的にも全体性の欠如を招くような気がしていて。マットを離れた日常生活でも、全てにおいて全力で勝ちに行かなければならない、というような気持ちにもなっていたように思い出します。形にこだわらない、頑張らないで何も考えないで動いていく、というシュリカリの練習は本当に本当に衝撃的で、行き詰まって息詰まっていたわたしに一瞬で深い呼吸をさせてくれました。

2023年9月の高野山リトリートに参加させて頂いた際、朋子先生が「闘争からの逃走」というお話をして下さいました。わたし、今まで必死に自分と闘争していたのかもしれない、、。自分自身に納得できていなくて、必死で何者かになろうとしていて、なんでこんなに自分を苦しめていたんだろう、と自然に思えました。高野山の神聖な空気が、素直になることを手伝ってくれたようにも感じます。他の参加者さんと交流させて頂いた時間もとても素晴らしくて、あっという間の二泊三日でした。山を下りるとき、不思議と幸福感が湧いてきて、美しい場所で本当に美しい時間を過ごさせて頂いたことに本当に感謝でした。

2023年冬のメンバーシップ会にも参加させて頂きました。オンライン開催で画面越しでの会話ではありますが、一緒に学ぶみなさんの存在をとても近く感じることができ、参加させて頂き本当によかったなと思っております。一見シンプルな、しかしとっても深いトピックについてみんなで語り、自分なりの解釈(理解と言えるまでには至っていないという自覚があります)を深めることができたと思います。難しく深い話題でも全然堅苦しくはなく、緩んでいるけどしっかりしている、というシュリカリそのもののような、本当に楽しい会でした。今期参加されなかったみなさま、次回はぜひ!(^^)

(千佳さんの今年のお花見の写真です。)

最終回の朋子先生のお話がとても印象的でした。「5年10年で変わるトレンドではなく、真実を基に判断していくこと。根本と繋がること。地に足をつけて、自分の人生に責任を持つこと」。もう中盤過ぎた頃かと思っていた人生、まだまだやることがたくさんあるという気づきに、勇気をもらえたようにも感じました。

わたし、シュリカリを始めてからとっても姿勢が良くなりました。美しい形を目指すのではなく、今の自分を見つめる(内観していく)練習がこんなにも前を向かせてくれるなんて、本当に驚きです。自分のことを以前より受け入れられているようにも思います。自分を責めてばかりいると視線は下がり視野も狭くなっていく一方なんだな、という発見でもありました。足元ばかり見ていたら、行きたいところにはなかなか行けませんよね。(自動車教習所のS字練習を思い出します。何も考えず目線高く出口を見続けてさえいれば、自然に上手くハンドル切れる、と教官が教えてくれました。これすごくシュリカリっぽいと思います!)

ここに行かなければならない、ではなく、行き着くべき場所に自然に辿り着いていく。それは全く新しい境地ではなく、還っていくべきところ。シュリカリ歴一年ちょっとのわたしが今感じている、わたし的シュリカリの感想はこんな感じです。今後もっと練習深めていけたらこの感想もまた変わっていくのかもしれませんが、その変化も楽しんでいけたらいいなと思っております。

リトリートやオンライン会でみなさんとお話しできる機会を楽しみにしております(^^)

千佳

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