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自分に還るヨガと瞑想 – 健康の視点から(3)体の柔軟性、筋力、慢性的痛みの改善

2024年02月04日 |  いろいろ

前回は、脳の柔軟性についてご紹介しましたが、今回は、一般的に知られている体の柔軟性の話に入っていきましょう。

体が硬いのでヨガは無理と考えられる方も多いかもしれませんが、そうであるなら、ぜひヨガをやってほしいですね。メディアのイメージで、ヨガとは比較的若くて柔軟性のある女性がやっているものというイメージが依然としてあるかと思いますが、ここ最近では、感染症の影響を受けて、自身の健康維持にしっかり向き合われる方が、ますます増えたように見受けます。

毎年開催しているビーチヨガでは、小さな子供から60代、70代、80代まで、ヨガの経験関係なく色々な方が参加してくれています。ここ数年は、男性参加がどんどん増えてきています。今では、ヨガは、子供から大人まで体験できる健康法になっていると思います。

ヨガを定期的に練習することで、筋肉がストレッチされたり、また、骨や関節を取り囲んでいる結合組織が徐々に緩められたりしていくので、体の柔軟性が高まっていきます。もちろん、いろんなポーズを通して、筋力もついてきます。体の軽さ、そして強さを体験することができ、気分も上がり、いわゆる自己肯定感が高まってくること間違いなしですよね。そして、さらに良いこともあります。

柔軟性と筋力が養われていくと、慢性的な痛みの軽減や予防にもなります。

例えば、同じ姿勢で仕事をずっとせざるを得ないと、腰痛になったり、首や肩が凝り固まったり、立ち仕事でいつも足が疲れたりします。しかし、ヨガの定期的な練習を生活に取り入れることで、これらの予防や痛みの軽減につながります。また、関節炎や、手首を走る神経が圧迫されて痛みを伴う手根管症候群などの予防にもなり、関節リウマチなどの自己免疫疾患の炎症の進行を遅くしたり、強い痛みを避けたりすることもできます。

ヨガの練習では、体全体を動かし、関節の可動域を広げていくので、普段使われていない軟骨にも働きかけ、普段は動かされず放置されているところに、栄養分や酸素や血液が届けられます。だから、慢性的な痛みを予防することができるわけですね。

 

中口朋子

ポッドキャストでお話した内容を元に書いています。ポッドキャスト #26 #27 #28 でもお聴きください。

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